MagentaをMacにインストールしてみる

IT

まずはPython

 本ではMacのコンソールを利用してシェルからコマンドを叩いてインストールすることになってます。これによると最新版(21年6月)の3.9系はMegantaがサポートされてないので3.8系以下をダウンロードするように、ということになってます。更に3.8系への対応は最近なので検証が不足している、ということで3.7系を推奨されています。

 う〜ん、困ったな。

いろいろやってみて確認してみることにしました。

Anacondaで環境を生成

 取り敢えずAnnaconda経由で環境を生成していることにしました。インストールに利用したのはAnnaconda(2.0.4)で、ここにPython(3.8.11)を、更にはTensorflow(2.6.0)をインストールしていきます。

 そして中心のmagenta(2.1.3)をインストール。

 ここまでは順調に進みました。

 あとは、これでちゃんと動くか、だよな。。

Melody RNNを使ってみる

 最初に7種類あると言われているAI作曲モデルから、単音のシンプルなメロディーを作るMelody RNNを使ってみることにします。Melody RNNはMegantaの音楽構成の基本、とのことなので頑張って初めてみることにしました。

 RNNとはニューラルネットワークの1種であるRNN(Recurrent Neural Network)を表しているそうで、その中でもLSMT(Long Short-Term Memory)を利用してメロディーを生成するのがMelody RNNだそうです。

  • 特徴1 単音のメロディーのみ生成できる
  • 特徴2 最初にガイドとなる音を与える
  • 特徴3 曲の長さを指定できる
  • 特徴4 コードやスケールは使用不可
  • 特徴5 テンポの所定ができる(BPN)、ただし途中での変更不可
  • 特徴6 自分の音楽データを学習させて独自の学習済みデータ作成できる
  • 特徴7 学習済みデータが用意されている(4種)

 とういうことで、早速いろいろ試して見ようと思います。

学習済みデータを試してみる

 特徴7で挙げた4種の学習データを用意します。詳細は省きますがBasic/Loopback/Attention/Monoの4つをダウンロードし、任意のフォルダに配置してくことにします。

 さて、いよいよトライですが、その前にPythonの実行環境を用意しておかなくてはならないですね。最初にインストールする際にmagenta用の仮想環境を生成しておいたので、その環境(manenta-env)に切り替えて置きます。これはシェル(Macで言うところのターミナル)から実施しました。

仮想環境の切り替え

$conda activate magenta-env

これで作成したmagentaの環境に切り替わるはずなので、ここで実行していくことになります。実行はSpyderなどを使っても良いのだと思いますが、とりあえずはシェルで試して行くことにします。

 ここで利用していくのはmagentaの基本コマンドになります。

$melody_rnn_generate --config=学習済みデータ \ 
--bundle_file=バンドルファイル名 \
--output_dir=出力先 \
--num_outputs=5 \
--num_steps=64 \
--qpm=120.0 \
--primer_melody=[60]

 ここでnum_outputsは生成する曲数、num_stepsはステップ数、qpmは楽曲のテンポ、primer_melodyはガイドとなる音データを指定します。

 ここまでくれば、実行すれば何がしかのMIDIを生成してくれると踏んでいたのですが。。。

 そんなに世の中甘くないですね。

$Illegal instruction: 4

 やはり、バージョンがあってないからなのかなあ?

調べてみることに。

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